ネトゲ女子は社長の求愛を拒む《宮ノ入シリーズ②》
少ないくらいですよ、というとドン引きしていた。
いいけど。

「警察呼びます?」

「いや、自分でなんとかする」

「お互い、警察は好きじゃないですもんね」

「まあな」

ここは意見が一致した。

「誰もいないじゃないの」

「脅かしやがって」

二人が戻ってくると、自由の身になった私達を見て、後ろに退いた。

「な!どうして!?」

「嘘だろ!」

慌てて、入り口に行こうとした二人の前に素早く立ちふさがった。

「逃げる気か」

「逃がしてあげてください」

「断る」

「絶交しますよ!」

「お前、何回、絶交する気だ!」

「やりすぎなんだって言ってるんです!いいから、逃げて下さい」

信じられないものでも見るかのように、二人は私を見た。

「お人好しなお嬢ちゃんね…」

「いいのか、それで」

「いいんです。あ、でも。スマホは返してもらっていいですか?」

スマホを返してもらえて、ほっとした。
あー、よかったー。
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