confused me

-Day 2-

「...おはよう、起こしちゃったかな?」


横に誰かが来る感覚がして目を開けると、そこにはあの男が横になって、こちらを見ていた。


「この部屋に帰れば君がいるって思うと、すごく仕事がスムーズに進んだんだ」


「...お疲れ様です」


「ちゃんといい子にしてた?」


頬に手を添えて、ちゅっとおでこにキスをする。
その目は柔らかく、愛おしそうにこちらを見ていた。


「そ、その...律さん、は...お仕事、何してるんですか」


「マフィアだよ」


そう言って頭を撫でる。
え?と聞き返した。


「昼は高校生、夜はマフィア」


窓の外をちらりと見ると、オレンジ色の光がさしている。今は、夕方のようだ。

なるほど、とひとり納得する。


「ところで...昨日の夜は、起き上がって何を考えていたの?」
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