魔法の恋の行方・7日目の恋(シリーズ5 ダリウスとリセ)
<ダリウスの部屋・寝室・>

<重い>という言葉が、脳内をグルグル回っていた。

しばらくして、

<なぜダリウスが、眠り込んだ自分をベッドに運んだのか>
という疑問が浮かんだ。

普通なら警備担当部署に、連絡をすればいいだけだ。

過去のデータから検証しても、
ダリウスの
お持ち帰り女性のタイプに、
自分は適合しない。

なにしろ、
初日から、<ポンコツ魔女>と言われたのだから。

明日は、どんな顔をすればいいのだろう・・

ダリウスは<きまぐれだ>
リセはそう思う事で、自分を納得させた。

どちらにしても、
明日<(くび)宣告>をされるかもしれないのだ。

次の日
リセの悩みは・・・杞憂(きゆう)に終わった。

ダリウスは外出をしないという
連絡が入り、正直ほっとした。

一日中、宿泊所のベッドで眠った。
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