魔法の恋の行方・7日目の恋(シリーズ5 ダリウスとリセ)

遊園地の試験・お化け屋敷

<遊園地・ホラーハウス・その1>

「さて、次は・・」
ダリウスが周囲を見回した。

遊園地は
多くの子ども連れでにぎわい、
明るい雰囲気に満ちていた。

色とりどりの風船売りや
大きな観覧車、美しい木馬のメリーゴーランド

・・・リセは遊園地に来るのは初めてだった。

「おい・・手をつなぐのだろう」

ダリウスが先に言ってくれたので、リセはおずおずとその手を握った。

「ああ、あそこがいいな」

ダリウスが目をつけたのは
<ホラーハウス・お化け屋敷>
だった。

「よし!入ろう!」
「え・・・」
リセが拒否の意味を込めて、
ダリウスの手に、力を入れて握った。

「ダリウス様、この場所は危険が・・」

「お前は俺を守れるんだろう!
ならいいじゃないか」

ダリウスはおもしろがるように、
正論を吐いた。

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