魔法の恋の行方・7日目の恋(シリーズ5 ダリウスとリセ)
<遊園地・ホラーハウス・その2>

「ううう・・」

リセは返事もできず、
ダリウスに引っ張られるように
ホラーハウスの扉をくぐった。

中は暗い・・
ダリウスの手だけが、頼みの綱のように感じる。

先では
キャー・・キャー、悲鳴が上がっていた。

その時、

いきなり
リセの目の前の天井から
<骸骨、それも長い髪の毛付き>が
さかさまにぶらさがって落ちて来た。

「ギャァー・・・」

魔女はどうしようもなく、
ダリウスにしがみついた。
ダリウスは爆笑していたが・・

何回、悲鳴を上げたか、何回抱きついたか・・・

ほとんどリセは、パニックに近い状態になっていた。

ようやく、出口の明かりが見えた時は・・

ダリウスにしがみついて、
離れられない状態になっていた。
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