私だけのポリスメン
そのまま私は加奈からの返事を
待たず寝むりについていた。



「麻奈〜!学校っ!」

一階で母さんが大声を出している。

「う〜ん…」

このぐらい寒くもなると
目覚めが悪くなる…。
寝起きが一番機嫌が悪くなる
私は今日も機嫌が悪いまま
一階に降りていった。


「うわっ髪.気持ち悪!」

片手にパンを持ちながら
姉は私に文句をつける。


「うるさいなぁ〜
今から治しますぅ〜」


そう言って洗面所に向かい
鏡を見ると…


「やまんば…」


ヘアアイロンをかけて
リビングに向かう。

すでに姉は制服に着替えて
出る準備をしている。


「おねーちゃん早っ!!」

「あったり前でしょ!?
大学行けなくなるし〜」

「えっ大学行くの?!」

「なに?!私みたいなんは
行けないって言いたいの?」

「いや…どこの大学?」

「星樹大学!!」


レベル低っ!!ってこんなこと
姉には言えないって…

「やっば!!もうこんな時間!」


姉は家を飛び出していった。



「麻奈もおねーちゃん
見習ったらどう!?」

「えー!!でもさ.おねーちゃん
みたいな奴が大学って
大丈夫なの!?」

「おねーちゃんみたいな奴?」

「あーやばぃ遅刻!!」



母との会話も途中のまま
私は家を飛び出した…。



外はもう真冬?ってくらい
冷えこんでいた…。
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