社長はお隣の幼馴染を溺愛している《宮ノ入シリーズ④》
そういえば、要人は宮ノ入グループの部長にまで、昇進し、今は社長。
そもそも、仁礼木家でもお金に不自由したことのない要人。
一般の感覚とは違う。
「そうね……」
今思えば、要人を要人としてしか扱わず、社会的肩書きと収入まで、考えてこなかった。
漠然とした感覚で、お金持ちと思っていただけ。
そもそも、要人を結婚相手として意識したのも、ここ最近のこと。
これから、同じ家に住み、新しい生活になるのかと思うと、なんだか要人がいつもと違って見えた。
――な、なんで、ドキドキしてるの? 要人相手に!
この動揺を隠さなくては、要人に悟られてしまう。
「わ、私もお風呂に入ってくるわ。じゃ、じゃあね」
「そうだな。俺はちょっと仕事するから、先に休んでいいぞ」
要人は忙しいらしく、私の動揺に気づかなかったようだ。
ホッとして、私はうなずいた。
「うん。要人、ありがとう」
要人は笑っていた。
きっと私の心なんか、お見通しなのだろう。
「でも、私をからかってこないのは、珍しいわね」
そう思いながら、浴室へ向かう。
そもそも、仁礼木家でもお金に不自由したことのない要人。
一般の感覚とは違う。
「そうね……」
今思えば、要人を要人としてしか扱わず、社会的肩書きと収入まで、考えてこなかった。
漠然とした感覚で、お金持ちと思っていただけ。
そもそも、要人を結婚相手として意識したのも、ここ最近のこと。
これから、同じ家に住み、新しい生活になるのかと思うと、なんだか要人がいつもと違って見えた。
――な、なんで、ドキドキしてるの? 要人相手に!
この動揺を隠さなくては、要人に悟られてしまう。
「わ、私もお風呂に入ってくるわ。じゃ、じゃあね」
「そうだな。俺はちょっと仕事するから、先に休んでいいぞ」
要人は忙しいらしく、私の動揺に気づかなかったようだ。
ホッとして、私はうなずいた。
「うん。要人、ありがとう」
要人は笑っていた。
きっと私の心なんか、お見通しなのだろう。
「でも、私をからかってこないのは、珍しいわね」
そう思いながら、浴室へ向かう。