世話好き女子がクーデレ男子を愛育した結果 1
総一郎は早足で住宅街を進み、マンションの側の商店街にたどり着く。アーケードを潜り、もうすぐ家だと一息ついたその時。
「おばちゃん! もう平気ですから!」
「なーに言ってんの。これも持ってきな!」
聞き慣れた声に思わず立ち止まる。
その声を辿り八百屋に視線を向けると、そこには両手にパンパンの袋をぶら下げたあかりが、半泣きで立っていた。
総一郎は迷わず駆け寄る。
「あかり、何してんの」