期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~

「私のキモチはどうなるんですか?好きでもない男性の子を産む…私のキモチですよ…」

「・・・俺の取締役として立場がある…君には申し訳ないとは思っている。でも、俺は性的に子は産めない。だから、君に産んで貰うしか方法がない。
伯父夫妻ではなく、君を慕っている従弟たちには何かしてあげようと考えている。例えば、医大志望の勉君に対しては授業料を全額負担しようかと…彼に打診している」

「えっ?」

「それではダメかな?」

「いえ・・・とても嬉しいです。勉君はとても頭が良くて、従弟の中でも将来有望株ですから…」

「じゃいいな…」

「あ、はい…」

勉君たちのコトを思うと何も言えなくなった。

私は残りのパスタを食べて、グラスの水を飲み干した。
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