期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
「何するんですか?」
「ベットに運んでやるだけだ…」

「えっ!?ベット!!?」

私は彼の腕の中でジタバタして抵抗する。

「おいっ!?落とすぞ!!俺は何もしない…唯ベットに運んでやるだけだ…」

「本当に?」

「本当だ・・・俺を信じろっ。麻莉」

彼は私を優しくベットの上に下ろした。

「ほらな…何もしないだろ?」


「いや…寝てる間に・・・」

「諄いな…寝てる女…襲っても全然反応が無くて…面白くないぞ」

「だって…監視するような人だし…」

「・・・俺が此処に入って来なかったら、麻莉は今頃・・・勉君と…」

―――それは想像したくなかった。

「俺はソファで寝るから…麻莉は此処で寝ろっ。お休み…」

浩明さんはソファに戻ってしまった。

勉君に盛られた睡眠薬には勝てず、いつの間にか眠ってしまった。
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