期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
目を覚ますとバスローブ姿の浩明さんは私の顔をジッと見ていた。

「起きたか?麻莉」

「え、あ・・・」

私は慌てて飛び起きて身を構えた。

「・・・朝までグッスリだったクセに…今更…警戒すんのか?」

彼は濡れた髪を首に掛けたタオルで拭きながらクツクツ笑う。

「朝??」


「朝だ・・・」
「何時ですか?」
「六時半だ…」


「あちゃー・・・私…清掃のバイトドタキャンしちゃった・・・」

「知っていたら、起こしてやったのに…」

「それよりもその…もう少しキチンとバスローブ着てください…胸開けてますよ・・・」

私はバスローブの袂から見える彼の胸板にドキドキする。

「・・・」

彼は不敵に笑い、ベットに腰を下ろして私に近づいて来た。

「何ですか!?」

「麻莉の反応が面白いから…見てんだよ」

「本当に性格悪いですね…浩明さん…でも、ありがとう御座いました…」

私は彼にキチンと助けて貰った礼は伝えた。

「あぁ」
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