片思いウエディング~夫の不倫で!?離婚しましたが、コロナ禍で再婚して赤ちゃんを授かりました~

「圭斗は澪さんのコト、スキじゃないの?」

「…それは・・・」

俺と沙織は偶然街で再会した。何度か会い、双子の兄と妹として話をした。
そして、沙織に澪のコトを相談した。
「・・・そりゃ…まぁ―・・・でも、恥ずかしい…テレる」
俺をひたすら愛して尽くしてくれる澪の一途さと可愛いトコに惚れた。
俺は彼女の想いに応える意思はあったが、自身の想いを伝えるコトに照れ臭さがあった。
そんな、俺の態度に沙織はダメ出しをした。


「圭斗は男でしょ?」
俺を睨んで迫った。

「・・・分かった…頑張るよ…沙織」
「じゃ今から・・・練習しましょう。圭斗」

「練習?」

「私を澪さんだと思って…愛の告白して」

「俺達、兄と妹だぞ…」

「そんなのは分かってる…でも・・・ちゃんと澪さんに愛してるって言ってあげないと…ダメでしょ?」

「分かった…」
沙織にはタジタジだった。




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