片思いウエディング~夫の不倫で!?離婚しましたが、コロナ禍で再婚して赤ちゃんを授かりました~
「ありがとうございました」
「いえ…柊也さんとその女性が上手くいくといいですね…」
「はぁー…でも・・・前途多難ですけどね…では、此処で」
私達はエレベーターホールで別れた。
「珍しい組み合わせだな…澪」
「圭斗さん!?いえ・・・その…」
突然の夫の登場に慌てた。
「圭斗さんこそ…珍しいですね…」
「…ミーティングだ…」
「それよりもお客様が落とされた物の中に女性物のハンカチ届いてなかったですか?」
「ハンカチ?」
圭斗さんは神妙に呟く。
「・・・届いていないなら、いいんですが…」
「…分かった。後でフロントに訊いてみるよ…お客様の落とされた場所が何処か特定できているなら、教えてくれ」
「それは…分かりません…」
「…唯落とした。それだけではこちらも探しようがないぞ…」
「すいません…」
「まぁ、いい・・・じゃあな…澪」
彼は軽く私の肩を叩き、軽快な音を立て、扉の開いた金属の箱に乗り込んで行った。
「いえ…柊也さんとその女性が上手くいくといいですね…」
「はぁー…でも・・・前途多難ですけどね…では、此処で」
私達はエレベーターホールで別れた。
「珍しい組み合わせだな…澪」
「圭斗さん!?いえ・・・その…」
突然の夫の登場に慌てた。
「圭斗さんこそ…珍しいですね…」
「…ミーティングだ…」
「それよりもお客様が落とされた物の中に女性物のハンカチ届いてなかったですか?」
「ハンカチ?」
圭斗さんは神妙に呟く。
「・・・届いていないなら、いいんですが…」
「…分かった。後でフロントに訊いてみるよ…お客様の落とされた場所が何処か特定できているなら、教えてくれ」
「それは…分かりません…」
「…唯落とした。それだけではこちらも探しようがないぞ…」
「すいません…」
「まぁ、いい・・・じゃあな…澪」
彼は軽く私の肩を叩き、軽快な音を立て、扉の開いた金属の箱に乗り込んで行った。