妹を溺愛する兄が先に結婚しました
それなら、私にできることは1つしかない。


「私は時原の味方になるよ。

……もちろん、時原が迷惑じゃなかったらだけど。


私はきっと、辛い気持ちを隠されるとそれはそれで心配しちゃうから。

辛い時は私を頼ってほしい。


気の利いたことは言えないけど、一緒にいることはできるし、少しくらいなら楽しませることもできる……と思う。


だから、期待しないから味方でいさせて」


「うん。心強い味方だね」


最後に時原は笑顔を見せた。



< 120 / 447 >

この作品をシェア

pagetop