妹を溺愛する兄が先に結婚しました
「そ。せっかくだから」


「先生許してくれるの?」


「いけるいける。こっちには真崎がいっから」


突然、私の名前が出てビックリ。


「私……?」


「真崎、頼む!真崎から頼めば、真崎先生は絶対許してくれっから」


「いいけど」


「よっしゃー。真崎だけが頼りだ!」


みんな、私の使い方をわかってらっしゃる。



ふと、

『みんなから好かれて、ずるい』

爽の言葉が頭を過った。


思わず俯く。


……こういうのは、好かれているのとは違う。

だけど、今はみんなの輪の中が居心地悪い。


そんな私は、果たしてどういう表情をしていたのか。


自分ではわからないけど、きっと暗い顔をしていたんだろう。



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