海と空の狭間で……
ずっと気持ちが張り詰めていたから、暖かいお湯が身体にかかった瞬間ホッとした。


身体の隅々まで洗うと、脱衣所に有る大きな鏡の前で髪を乾かす。


今からお兄ちゃんに会う。


それを考えると、胸がギュッと締め付けられた。


前に進むのが怖いから、何時までも髪を乾かしていたい衝動に駆られながらドライヤーのスイッチをオフにする。


ゴクリと唾を飲み込むと寝室に戻った。


張り詰めた空気だけど、空の顔を見ると安心出来る。




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