【完結】甘くて危険な恋の方程式〈捜査一課、女刑事の恋と事件の捜査ファイル〉
鑑識係の江田(えだ)さん。江田さんはとてもユーモアのある人で、時々面白いことを言ってくる。
江田さんは鑑識係のお笑い担当。でもやる時はやる人だから、そのギャップがたまらない。
「10年……?そんなに……」
「詳しいことは分からないけど、多分ここで殺されてそのまま放置されてたのかもしれないですね」
「そうですか……」
ここで殺されたってこと……? それとも、別の場所で殺されてここに……?
そこは捜査にしてみてって、所かな……。
「遺体見ても、いいですか?」
「どうぞ」
ビニールシートを捲り、遺体を確認した。
その遺体は白骨化していたが、衣服を纏っており、衣服はボロボロで破れていた。
手を合わせ黙祷を捧げ、ビニールシートを元に戻した。
「あの、第一発見者は誰ですか?」
「あちらの方です」
視線を向けてみると、第一発見者と思われる40代くらいの男性がいた。
「あの、ここって立入禁止区域だったんですよね? なぜ第一発見者がここに?」
と他の刑事に問いかけると「どうやらここの立入禁止区域テープが、剥がれていたらしいですよ」と答えてくれた。