トラフグソーダ味 紺色の風は夕暮れに
完全に油断していた
有頂天だった

別に、女は怖い生き物だとか
そうやうことを言うつもりもないし

そんな展開ではない。






















コケた、、、、。

おめぐさんとお富ちゃんの見ている前で。

下駄の鼻緒も切れてしまった


怪我はなんとか大丈夫だが


カッコ悪い。


ダンディじゃないぜ、、、、、


と落ち込んでいると

おめぐさんとお富さんが近づいてきて



「坊ちゃん!大丈夫ですか!」と


心配そうに覗き込んでいるのだが



何故か、おめぐさんの身体が小刻みにプルプル震えていた。





心の傷は大丈ばないようだ、、、、


トボトボと下駄の鼻緒を治そうとするのだが

恥ずかしさと緊張で、汗が吹き出して

手が滑る


なかなか治せないでいると

お富
「坊ちゃん、大丈夫ですか?
ちょっと、お貸しになってくださいまし」


お富
「あらよっと!ほいさ!どやさ!」


お富
「さあ、どうぞ、、、、」

星之進
「あ、その、ありがとうございます
あ、あの、、、お恥ずかしい、、、」

おめぐ
「ぼっちゃん、、、
お怪我が無いのが、、ぷぷ、、
何より、、ぷぷきゃははは」

お富
「ちょっとおめぐ姉さん、ひどい
ぷぷ、、、、きゃはははは!」


星之進
「、、、、は、、、ははは(泪目
それでは、お富さんおめぐさん、、、
ありがとうございました、、、
はは、、、、、(泪目」



お富
「お坊ちゃん、お買い物途中ですか?
お怪我、もしかしたら、
あとから出るかもしれませんよ?
よかったらお供します。」

おめぐ
「そうね、それがいいわよ!ね?
坊ちゃん、、、ぷぷ」


星之進
「いや、それには及びません。
大丈夫です!!ありがとうございます」


お富
「そんなこと仰らずに、心配ですわ」

おめぐ
「そうよ、坊ちゃん、遠慮なさらず
せっかくお富が心配してるんだから」

星之進
「い、いえその、、、
なんとも、その、、、、、


お富
「さ、買い物袋貸してくださいまし」

星之進
「あ、、ちょ、、、ま、、、ん」


















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