冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「あー、えっと……。クライアントへの提案について話していたら否定されちゃって、ちょっとね」


なんて適当にごまかしたけれど、信じてもらえただろうか。

そもそもリノベーションの知識がない園田部長に相談なんてしないので、無理があったかも。

とはいえ、とっさにほかの嘘を思いつかなかった。


「そうなんですか。私、新見さんの案、好きですよ。新見さんと一緒に働いてると勉強になります」

「うれしいことを言ってくれるのね。ありがと」


かわいい後輩だ。
やっぱり守らなければ。


「集まってなにを話しているのかね」


園田部長の声がしたので顔が引きつる。

歩み寄ってきた彼は、丹下さんを通り越して尾崎さんの隣に行き、さりげなく両肩に手を置いた。

あきらかに人を選んで触れている……。

園田部長が苦手な尾崎さんは、眉をひそめて肩をすぼめる。

< 14 / 342 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop