溺愛ウエディング~最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない~

「・・・そう言えば、お前の母親は確か…」

「俺を産んで、一週間後に亡くなった。だから、俺は母のコトは写真でしか知らない。まぁ~母がピアニストだったから…リサイタルのDVDとか観て、ピアノを弾く姿は何度か観てるけど…それだけだ・・・」

「それよりもお前…遥さんとは・・・?」

「・・・俺達…最後の賭けをしようと思う。
もう一度、兄の指導の元…体外受精に挑戦する。
それがダメだったら、お互いの為に離婚するつもりだ。でも、嫌いで離婚するんじゃない」

「それって極端過ぎるだろ?」

「・・・互いに想い合うキモチが強いから…それで、苦しくなるんだ…一度離れて見れば・・・何かまた違うモノが見えて来るかもしれない…だから、お互いの運命を賭けて、体外受精に挑戦する。まぁ、これは俺が言い出したコトじゃない。遥の提案だ」

「上手くいけば…お前たちは離婚しないってコトだな…」
「あぁ~」





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