溺愛ウエディング~最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない~
でも、避妊無しでの行為の後の謝罪。
妊娠の可能性はゼロじゃない。

「知り合いの産科医に頼んで、アフターピルを貰って来るよ…七海。だから…泣かないで」

彼は申し訳なさそうに謝罪を繰り返した。

「いいわよ…」

「マジでゴメン…」

彼はギュッと抱き締めて詫びのキスを唇に落とした。

「私も貴方の子供なら、産みたいと思ってる…」

「本当にそうなればいいな…七海」

そうやって、現実から遠ざかる。

「じゃ七海がいいって言うんなら…本当に赤ちゃん作ろうか?」

私達は互いの愛に溺れた。

息もつかせない激しいキスを交わし、再び交わり合う。

切ない程愛おしい彼。

彼の瞳も唇も指先も温もりも今は私だけのモノ。

そして、また甘い愉悦のカラダを委ねて、夜の深まりに沈んでいった。
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