溺愛ウエディング~最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない~
大学病院の産科医として仕事に就く由夢さんは忙しく、今日は急遽、楓ちゃんのお迎えを引き受けた。
同じ保育園に通う奏多と楓ちゃんは大の仲良し。
赤ちゃんの時から一緒だし、二人でよく遊んでいた。
二人は結婚の約束を交わしていた。
どうなるコトか。私はママとして二人の仲を見守っていた。
私は由夢さんと楓ちゃんが白石さんの住む部屋に引っ越すコトが決まり、売りに出そうと思っていた高級マンションの部屋を借して貰い、奏多と二人で暮らしていた。
お隣は『帝和銀行』の伊集院頭取の令息夫妻が住んでいた。
私達三人で由夢さんを部屋で待つ。
でも、楓ちゃんを迎えに来たのは、京弥さんの弟の奏弥さんだった。
「奏ちゃんだ…」
「楓、いい子にしてた?」
「うん。奏ちゃんは?」
「俺もいい子にしてたぞ…」
奏弥さんも東亜の産科医。
東亜ではかなり有名な若手医師。
「いつもありがとう…七海さん」
「いえ…由夢さんは?」
「担当の妊婦さんの分娩が長引いてるみたいだ…」
「じゃバイバイ、奏多君」
「バイバイ、楓ちゃん…」
同じ保育園に通う奏多と楓ちゃんは大の仲良し。
赤ちゃんの時から一緒だし、二人でよく遊んでいた。
二人は結婚の約束を交わしていた。
どうなるコトか。私はママとして二人の仲を見守っていた。
私は由夢さんと楓ちゃんが白石さんの住む部屋に引っ越すコトが決まり、売りに出そうと思っていた高級マンションの部屋を借して貰い、奏多と二人で暮らしていた。
お隣は『帝和銀行』の伊集院頭取の令息夫妻が住んでいた。
私達三人で由夢さんを部屋で待つ。
でも、楓ちゃんを迎えに来たのは、京弥さんの弟の奏弥さんだった。
「奏ちゃんだ…」
「楓、いい子にしてた?」
「うん。奏ちゃんは?」
「俺もいい子にしてたぞ…」
奏弥さんも東亜の産科医。
東亜ではかなり有名な若手医師。
「いつもありがとう…七海さん」
「いえ…由夢さんは?」
「担当の妊婦さんの分娩が長引いてるみたいだ…」
「じゃバイバイ、奏多君」
「バイバイ、楓ちゃん…」