GET BACK TOGETHER
「じゃあ帰ろっか」

朋ちゃんからお開きの言葉を聞いたが、私は反応出来ないでいた。

心が黒くなっていく自分に気付いて、一人になりたくないと思ってしまった。

でも二人には迷惑掛けたくない……。

「あ、そうだね……」

だけど本音を言えない私は笑顔を張り付けて誤魔化した。

「いや!まだ私は帰りたくない!カラオケにでも行こ!」

沙希ちゃんが突然ハイテンションになって言った。

「え?」

驚いて沙希ちゃんを見ると目が合った。

「ぱぁっとカラオケしよ!絵麻は苦手だから座ってドリンク飲んでれば良いよ。眠くなったら寝れるし!」

そう言って私にパチンとウィンクした。

もしかして私が帰りたくないの、分かっちゃったのかな。

流石、長い付き合いなだけある……。

ありがとう……沙希ちゃん。




そして三人で向かったカラオケボックス。


「沙希じゃん!」

「あー!美穂!」


美穂ちゃん達とカラオケ屋さんでまさかの遭遇。
驚きながらも私はすぐに辺りを見渡した。
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