GET BACK TOGETHER
「予想外。男子も居るって。その中に高遠君居るって」


え。


光輝、実家に帰ってたんだ……。

彼女と過ごしていないとわかるとホッとした。

でも会いたいけれど、二人には嘘を言っているから会えない……。


「私は、パス……」

口を開くと顔が引き攣ってしまった。

「オッケ。もしもし、うちらは行かない」

私の返事を聞くと朋ちゃんは頷き、沙希ちゃんの返事を聞くことなく電話に言った。

「私に気を遣わなくても良いよ!」

申し訳ない気持ちになって二人に言った。

「私達で元々会ってるんだからさ」

朋ちゃんが私に気遣って笑って言った。

「そう、気にしない」

沙希ちゃんも。

二人はいつも私に優しい。


光輝は今頃、美穂ちゃん達と会ってるんだ……。

私には連絡すら来なかったのに……。

そう考えると心に羨望と嫉妬が渦巻いた。
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