GET BACK TOGETHER
気が付くと、絵麻に捨てられてから四年が経とうとしていた。

もう忘れようと思った。

ここは絵麻との思い出がありすぎる。

こんな所に居たら、忘れたくても忘れられない。

地元を離れようと決めた。




それから二年後、俺は一級建築士の資格にも受かり、仕事では充実した毎日を過ごしていた。

そんなある日、中学の時仲の良かった近藤から届いた一通のメール。


『結婚式するから、参加出来るヤツは来てだって。アイツら俺らの学年全員に声を掛ける勢いだぞ。』


鼓動が早鐘を打ち始める。

絵麻が来るかもしれない。

会えるかもしれない。

そう期待してしまったから。

あれから俺はずっと一人でいた。

誰にも惹かれることは無かった。

絵麻のことも思い出すこともなかった。

もう忘れたと思っていた。

でも、全然気持ちを捨てられていないことに気付いた。


この気持ちにケリをつけよう。

そう思い、結婚式に行こうと決めた。
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