GET BACK TOGETHER
「光輝~、一緒に飲もう?」

佐々木から離れると今度は明らかにぶりっ子してる女子が近付いてきて俺の腕に触ってきた。

俺、どうしてこういう分かりやすくて、自分のことを好きな子に恋に落ちなかったんだろう。なんて思った。

この子と恋してたらラクなのはわかるけれど、

「ごめん、触らないで」

「え~……つまんなぁい」

でも恋に落ちることは無いのは分かってる。




「もう帰ろうぜ」

俺は二十二時になったのを見て、近藤に言った。

「夜はまだこれからだぞ、光輝!独り身を慰めあうパーティーは終わらせないぞ!」

何故かテンションが上がっている。
お酒のせいだろう。

「俺、別に慰め合いたくて来たわけじゃないし」

「そんな強がるなよ!朝、一人で起きるの寂しいくせに!夜、静かな部屋に帰ると空しさ感じてるくせに!」

「それはわからないでもないけど、俺帰る「よし、わかった!次行くぞ!」

帰りたいのに手を掴まれて離してもらえない。


近藤にそのまま引き摺られて連れて来られたのはカラオケボックス。


「朝まで年越しライブするぞー!」

若いな、お前。
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