GET BACK TOGETHER
「絵麻!」

「きゃっ!」

俺は絵麻を引き剥がすと慌ててズボンを上げる。

さっきのは夢のようで、夢じゃなかった。

一度ならず二度までも絵麻に襲われてしまった。


「何やってるわけ!」

「精子だけで良いの!」

叫びながら俺を睨む絵麻。

絵麻……どうして分かってくれない……。


「絵麻は赤ちゃんが取り戻せればそれで良いわけ?」

「うん」

即答か……。

「絵麻、俺は確かに絵麻に最低なことをしてしまった。あの時の俺はどうかしていた。弱すぎた俺は絵麻を信用出来なかった。最低だった」

「……」

「でもね、今もしあの時に戻れるなら、絵麻に俺の子供を産んで欲しいって心から言える」

「……」

「俺が言うのもなんだけど、赤ちゃんってさ、自分の感情で簡単に作るものじゃない」

「……」
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