GET BACK TOGETHER
目を向けると、コートにジーンズの私服姿の光輝。

私は思わず目を見開く。

鼓動が反応すると目がバチリと合った。

そしてすぐにあの頃みたいに目尻が下がった。

けれどすぐに視線を外されて。

私は一瞬固まった後、顔を真っ直ぐ前に戻し、視線を下へと向けた。


目が合った。

笑顔を向けてくれた。

でも逸らされた。

今のは……どういうことだろう……。


「光輝、そこに座れよ!」

「あぁ」

後ろから男子の声が聞こえる。

すぐに真後ろから椅子を引く音。

光輝は私の真後ろに座ったようだ。


近い席に座るってことは、私と会話することがあるかもしれないわけで。

私の真後ろに座ってくれたことに嬉しさと期待が湧く。


もしかしたら忙しくて、連絡してもらえなかっただけかもしれない。
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