GET BACK TOGETHER
背中に感じ続ける光輝の気配。

須藤君みたいに私の目の前にすら来てくれない。

目すら合わせない。

私の後ろでずっと楽しそうに会話をしている。


光輝が私の後ろに座ったのは、間接的に理解しろよって言いたかったからなんだ……。


光輝には彼女がいる。

あの時と一緒。


きっとさっきの台詞は私にも言ったんだ。

私とは、ただの遊びだったんだ……。


胸が張り裂けそうなくらい、苦しい……。

大声で喚いて、泣き散らしたい……。


でもこんな皆が居るところで泣くわけにはいかない。

でも涙が目の奥から這い上がろうとし続けてくる。

私は必死に奥歯を噛み締めて堪える。


消えたい……。

ここから、帰りたい……。
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