GET BACK TOGETHER
それから光輝の連絡を待った。

すると夜、何事も無く「今日は何かあった?」とメールが届いた。

光輝はきっと何も知らない。

私は「特に無いよ、暑かったね」と返した。

何も言えなかった。


それから心には不安しかなかった。

もしかしたら、離れているこの距離のせいかもしれない。

それに私もいけなかったかもしれない。

光輝からの連絡をいつも待つだけの受け身な私。

そのせいで光輝は他の女の子に……。


でも光輝から別れようとは言われない。

私と別れないということは、一時の過ちかもしれない。

私は光輝の心をもう一度取り戻すために、初めて自分から光輝に会いに行った。


だが、あの行動が全ての間違いだった。


偶然見てしまった。

光輝のアパートの前であの写真の女の子とキスをしているところを。

私は会うこともせずに東京へ引き返した。
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