相思相愛マリアージュ(前)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
俺は残っていた看護師の井口さんを呼んだ。

「彼女…足を痛めている…着脱と内診台に乗る際に、補助してあげて…」


「分かりました…」

「ゴメンね…人に着脱して貰うのは恥ずかしいと思うけど…出血の有無も確認ししないといけないので…どうしても内診は外せないんだ」

「あ、はい…お願いします…」


夫人は俺の説明に納得してくれた。

「じゃこちらへ…」
井口さんが彼女を内診台のある手前の着脱室に案内した。

「準備ができたら、言って、井口さん」



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