お飾りにしか⋅⋅⋅なれない

お世話になった教授から
メールが届いた。

教授の友人の病院に
運ばれてきた患者さん
二階から転落?自殺?

あちこちの骨折、切り傷、打ち身は
目覚めない間に完治したらしい

栄養面で問題があり
完治に時間がかかったらしいが⋅⋅⋅⋅

半年以上経っているのに
目覚めない⋅⋅⋅らしく

脳に異常は、なかった⋅⋅⋅と

もしかしたら、
見えない所に何か
問題があるのではないか
と、教授に相談があったらしい。

教授も診察をしたが
わからなかったと。

そこで、教え子に優秀な人材が
いるとなり俺に話が回ってきた。

教授でわからないなら
同じだと思い⋅⋅⋅⋅

そう教授にも伝えたが。

このまま、目覚めなければ
生命の危機は否定できない。
と、言われて
教授からの話しを無下にも出来ず
調整をして帰国した。

教授の友人の病院は
総合病院で、かなり大きい
救急を中心にしているらしい。

「わざわざ、帰国して頂き
申し訳ありません。
朝倉から話は聞いています。
お忙しい所、本当に申し訳ない。」
と、恐縮しながら挨拶をされる。
大野院長に
「初めまして、安藤悠希と申します。
私でお役に立つかわかりませんが
診察をさせて頂きます。」
「宜しくお願い致します。」
と、二人で握手をして
早速だが、患者さんを診察する事に。

案内されたのは
特別室?
金持ちか?
« コンコン »
院長がノックすると
「はい。」
と、女性の声

中に入ると
ベッドの横に椅子を置き
そこに座っていただろう
女性が立ち上がり
俺達を迎えてくれた。

疲れた顔をしている
その女性は、俺達に頭を下げる。
「原田さん、かわりはありませんか?」
と、院長。
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅はい。」
「そうですか。
原田さん、昨日、お話ししました。
安藤先生です。
安藤先生は、脳外科で
有名な先生です。
診て頂きたいとお願いして
アメリカから来て頂きました。」
と、大野院長に紹介され
「安藤です。
お役に立つかわかりませんが。
診察させて頂きます。」
と、言うと
その女性は、深々と頭を下げて
「どうぞ、紗雪様を
宜しくお願い致します。」
と、言った。

紗雪⋅⋅⋅⋅様⋅⋅⋅⋅⋅?⋅⋅⋅⋅⋅
と、思いながら患者の眠る
ベッドへ近づくと⋅⋅⋅⋅⋅⋅

日本人形のような女性が眠っていた。
鼻から酸素は、送られている
腕は、栄養の点滴

彼女の肌は真っ白で
このまま⋅⋅⋅⋅目覚めないのでは⋅⋅⋅ないか⋅⋅⋅⋅⋅
と、医者である自分が思ってしまった
ほど⋅⋅⋅⋅⋅⋅だ⋅⋅⋅⋅

だが、綺麗な顔立ちをしている
目を開いた所を是非みてみたいとも
思った。
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