年下男子に追いかけられて極甘求婚されています
私の行きたいところはバッチリ抑え、尚且つ人気のカフェやレストランまで連れていってくれるという対応力。潤くんだってロンドンにはほんの一ヶ月前に来たばかりだというのに、まるで何年も住んでいるかのよう。

「観光業を営む上でリサーチ力は重要だと思うんだ」

「なるほど、感心するわー」

「なんてね。本当はホストファミリーに連れてきてもらったとこばかりだよ」

「正直者め。私の感動した気持ちを返しやがれ」

「あはは!」

楽しそうに笑う潤くんにつられて私も笑顔になる。

一人で悠々自適に旅行だなんて思っていたのに潤くんに会った途端この様だ。一緒にいるのが楽しくて仕方ない。

もっといろんな場所に行きたい。
もっとおしゃべりしていたい。
もっと触れ合っていたい。

このドキドキはもう決して吊り橋効果なんかじゃない。うすうす気づいてはいたのだ、自分の気持ちに。

だけどそれを口にしてしまうと、根っからの恋愛脳の私はバカみたいにまわりが見えなくなるからダメなのだ。

もう大人なんだし、潤くんよりも年上なんだからしっかりしなくてはいけない。それくらいの責任感は私にもある。

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