ベールアウト
式の準備は順調に進み、今日は式当日だ。







今日の天気は晴天予想だったが、急に雨が降り始めた。


俺は雨男だったのかと自嘲していると、隣で緊張するね。と声がかけられた。






真っ白なベールにドレス。綺麗だと思った。




それから誓いの言葉を述べ指輪の交換を行い、誓いのキスを。



彼女の顔の前にあるベールを持ち上げ彼女が目を閉じる。





首を傾け唇を重ねた瞬間。






唇が重なっていて声に出すことはなかったが黒髪のエプロン姿のあいつの名を呼んだ。





俺は失っていた記憶を取り戻した。

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