俺がお前を夢の舞台へ



勇翔へ

昔からお前のことが気に入らなかった。

でも、それと同時に唯一の同志でもあった。

俺の唯一のライバルでもあった。

いろんなことがあって仲は最悪だったけど、結局お前のこと頼ってんだ。

不思議だよな。


お前の持ち味は打者をねじ伏せられるパワーがある球だと思う。

もとからお前はガサツな性格なんだし、コントロールや変化球使いこなす練習する前に、球速上げるだけでよくね?

って俺は思ってる。

まぁお前が俺のアドバイス聞くとは思ってないけど。

あと、お前の神経の図太さは橘イチだから、大舞台でも気にせずいけよ?

ちゃんと1番背負って、堂々と投げりゃ勝てる。

お前はそういうピッチャーだ。


それと、お前の前にいる尚輝も、後ろを守ってる野手も、最高に信頼できる奴らだから。

やることは分かってるよな。

アイツらを信じて投げ抜く。

お前にピッタリの仕事だろ。



俺の夢はお前に託したから。

負けたら許さねー。

絶対勝てよ。

お前なら勝てるから。

んじゃ、よろしく頼む。


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