俺がお前を夢の舞台へ
やっぱり勇翔はドライだ。


幼なじみが死ぬかもしれないのに、どうして淡々と話せるの…?


「俺は嫌じゃない。アイツはアイツ、俺は俺。アイツの決断に口出すつもりはない」


「何それ…。手術が失敗しても同じことが言えるの?」 


蒼空の笑顔をもう見れないかもしれない。


二度と話せないかもしれない。


永遠の別れが訪れるかもしれない。


そんなの嫌だ。


まだまだずっと蒼空と一緒にいたい。


「…アイツの人生はアイツのもんだから」


「そんな綺麗事で終わらさないでよ!」


「蒼空はお前がそうやって嫌がるのを分かってたからお前に連絡しなかったんだ」


「…だったら教えないでよ!私に黙ったままでいればいいじゃない!」


言ってることが滅茶苦茶なのは分かってる。


でも、湧き上がる不安と恐怖で勇翔に当たってしまうんだ。
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