隣の不器用王子のご飯係はじめました
夏休み前のヨーグルトアイス





七月にある一番楽しいイベントが体育祭だとしたら、一番楽しくないイベントは期末テストだ。


テストは出来る限りの勉強をして、先週無事受け終えた。

今日は担任から個票を渡され、確認した私はほっと息を吐いた。


赤点の教科はなくて、どれも平均前後。

順位もだいたい真ん中ぐらいで、まあいつも通り。


全体の上位30人は順位表に名前が載ることになっているけど、今回も私の名前は載らなかった。まあ載ったことないんだけど。

でも今回、隣の席の順位表常連はと言うと……



「杉野くん、学年総合一位だったね。おめでとう」

「はは、ありがと。今回はたまたま得意なとこが出ただけだよ」



杉野くんは中間テストでもクラス一位だったけど、今回はほとんどの教科で最高点を取って、見事学年でも一位に輝いた。


いったいどんな風に勉強しているのかと聞き出していたら、どんよりと暗い空気をまとった由梨が私の席までやって来た。



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