ネトゲ女子は結婚生活を楽しみたい!
「宮ノ入からだ」

「でないとわからないですよ?」

「わかる」

直真さんはなんとも言えない複雑な表情を浮かべた。

「宮ノ入のババア共もさぞかし、愉快だろうな。俺が妻に浮気されたと今頃、噂が飛び交っていることだろうよ」

「浮気なんてしてませんよ!」

「そうだな」

ふいっと直真さんは視線をそらした。

「挨拶しかしてませんし……その」

「それくらいわかってる」

「え?」

「雑誌の写真を見ろよ。こいつ、カメラ目線だぞ。わざと書かせたに決まってるだろう」

「なんでそんなことを」

「本気だからだろうな」

直真さんは滅多に見せることのない苦々しい表情をしていた。

「つまり、私と直真さんを別れさせるためにでっちあげた!?」

「そういうことだな」

「そこまでわかってるのに怒らなくたっていいじゃないですか」

「は?怒ってねえよ」

「怒ってますよ」

< 113 / 191 >

この作品をシェア

pagetop