ネトゲ女子は結婚生活を楽しみたい!
「申し訳ありません。班目(まだらめ)社長に少しだけ付き合って差し上げてください」

「断るっ!」

二人は断られるとは思っていなかったのか、えっ!?と私を見た。

「有里。お前の好きなアクセサリーでも服でもなんでも買ってやる。だから、今日だけでいい。しばらく、付き合ってくれ」

「そんなものっ!いるかっ!!」

コーラとポテチの袋を見つけると、竜成はサッと取り上げた。

「またこんなもの食べているのか」

「返してよ!」

私のコーラとポテチがっ!
手を伸ばしたけど、届かず、前の席にポイッと投げられた。
なんてことを。
ポテチが崩れたに違いない。
危うく、泣きそうになった。
直真さんに助けてもらうしかないと、バッグからスマホを取り出すと、竜成は素早くそれも取り上げて、投げ捨てた。

「有里。頼む。今日だけでいい。一緒にいてくれ」

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