青空

サッカーも恋の大会もあと少し 日向

7.23
大会まであと少し、、
今日も幸矢くんの応援にきたけど
最近、幸矢くんの様子が少しおかしい、、

距離あけられたりとかではないけど、、
あの、夕食に誘った時くらいから、、
うち、何かしちゃった?
誘うタイミング間違えちゃった、、?

「日向ー!元気ないよー?」
「珍しいねー!」
日向「あ、普通よ?次の教室に行こー!」

7.27
今日も途中まで一緒に帰った
日向「またなー!」幸矢「気をつけて!」

そして帰ろうとした時、
近くから声が聞こえた

「何してたのー?」
幸矢「何もねぇよwお前は?」

え、、誰、、?
幸矢くんの肩を馴れ馴れしくたたいて、、

そりゃ、そうだよね、、
幸矢くんだって中学までの子や
同じクラスの子とかもいるし、、

うちだけが舞い上がってたのかな、、

7.28
応援に行きたいのに昨日のことを
思い出すと足が進まない、、
大会までもう少しなのに、、

屋上でぼーっとしてると
さっきまで曇ってた空に光が舞い込んできた

そうだよね、、
落ち込んでも意味はない
あの幸矢くんが頑張ってるのに
うちだけ逃げてても、、

うちはうちなりに
幸矢くんと距離を縮めよう

サッカー部のとこに行くと片付けてた
よかったー!間に合った、、

幸矢「あ!きてくれた!」
日向「え?」
幸矢「今日、いなかったからさ、、」
日向「探しててくれたの、、?」
幸矢「いつも、応援してくれてるの
わかってるよ!」

幸矢くんはそうまっすぐ言葉で伝えてくれた
思わず汗まみれの袖を掴んでしまった

日向「ね、ねぇ、、」幸矢「え、、?」
日向「昨日の誰、、?」幸矢「昨日?」
日向「うちと解散したあと、、」
幸矢「えーと、帰ってる時か!あ、あれ、妹w」
日向「い、妹ー?」
幸矢「たまたま会ってさー!あいつ、いつも遊んで帰ってるしー!まだ、中学なのに!で、何で?」
日向「あ、、いや、、他高の子かなって?」
幸矢「いやー、他高に知り合いいねぇしw
知っての通り、ずっと暗かったし、、」

なーんだ、、よかった、、!
そりゃー、中学生ならタメと勘違いする

日向「まーた、ネガティブなってるーwうちがいるよー!」

8.1
明日がいよいよ大会

部長「お疲れ様でした!では、明日、がんばるぜー!」
みんな「おー!」

日向「お疲れー!いよいよ明日だねー!」
幸矢「だ、大丈夫かな、、?」
日向「辞めないでここまで続けたでしょ?自信もって!」

幸矢くん、がんばれ、、!
うちも大会が終わったら
自分の気持ちに向き合います!
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