互いに堕ちるその先に


「あのぉ、神崎組の鴻牙さんですよねぇ?
私、この後暇なので
良かったら相手して貰えませんか〜?」

うぜぇ。
なんだこの女。

「チッ。新、帰る。」

イラつく。
耳障りな声が、気持ち悪ぃ。

「了解。車手配するね〜。」

「待ってよぉ!!!」

声を掛けて来た女をシカトして
出口へと足を進める。

来た時と同じように人が避けていく
そのまま出口へ足を進め、
新が手配した、
車に乗り込みClubを後にした。
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