互いに堕ちるその先に
「お嬢さん、私はここの
オーナー兼店長を務める
山本和人《Kazuto Yamamoto》です。
これから、宜しくね。」
確か。
この私の腕を掴んでるボーイくんの
叔父に当たる人だ。
40代後半だったかな。
調べた時に写真は無かったから。
こんなに優しそうな人だとは、
思ってなかった。
「はい。香川莉々《Riri Kagawa》です。
宜しくお願いします。」
もちろん偽名。
いくら一般人だとしても、
私の本名は言えない。
優しそうなオーナーには、
申し訳ないけど。
「莉々ちゃんか、宜しくね。
今日は体入して行くかい?」
んー。
元々2.3時間は
張り込みするつもりだったから。