精霊王の娘
グードの言う通り、いつか魔術を使えるようになる。そしてすごい精霊と契約して、グードが自慢できるような魔導士になって、高齢のグードに楽をさせてあげるのだ。

そう、思っていたのに――

「あの爺がやっとくたばってくれたのはありがたかったが、お前みたいな役立たずをおいて行かれたのではたまったもんじゃない」

ゴルゴドが吐き捨てるように言う。

リリエナの頭にカッと血が上った。グードおじいちゃんは優しいおじいちゃんだった。悪口を言うなんて許せない。

涙で濡れた瞳でキッとゴルゴドを睨みつけた直後、あたりにぶわっと強い風が巻き起こる。

風は竜巻のように落ち葉を巻き込みながら集まってきて、ゴルゴドがヒッと小さな悲鳴を上げた。

「相変わらず気味の悪いガキだ! 風の精霊みたいな金色の目をしやがって。まあいい、これでもう、お前の顔を見ることもないだろうからな!」

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