だいきらいなアイツと再会してしまった
赤星くんが、わたしの頬を伝う涙を、そっと指でぬぐう。
「……言いたくない」
「言え」
「言いたくない!」
「ちゃんと自分の口で言え」
「……っ、嫌、だった。レイくんに、いきなり……キス……されて」
「どうしてすぐ俺に助けを求めなかった」
「……嫌われると、思ったから」
「バカだなオマエ」
「だって」
「他になにか隠してるだろ」
「…………」
「吐けや」
赤星くんと壁にはさまれ、尋問される。
「なにがあった」
「……美少女、が」
「あ?」
「赤星くんの恋人を名乗る女の子が。現れて」
「誰だそいつ」
「うちの高校の子。ものすごく可愛いの。あんな子に宣戦布告されたら……勝てっこないし。……それに」
「それになんだ」
「……ただならぬ関係、みたい……だし」