エリート放射線技師は、ウブな彼女をたっぷりの溺愛で甘やかす。



「それにお見合いって何着たらいい?」

「うーん、ワンピースとかスカートとかかな?」


 ワンピースか……。


「ほら、こう言う格好!」


 スマホの画面を私に見せるとスクロールさせる。


「こういうの似合うんじゃない?」


 そこには、八分丈あるレース素材の膝下までのAラインのワンピースが写っている。なんか可愛いかも。


「今から一緒に買いに行く? このお店、近くにあると思うよ」

「明日香さん一緒に行ってくれるの?」

「うん、もちろん。香澄ちゃんは娘みたいな存在だからね」


 食べ終わると、明日香さんとワンピースがたくさん揃っているお店に向かった。

 お店に入り、店員さんのアドバイスと彼女のアドバイスによりたくさん試着した上でワンピースを購入できて家に帰った。

 髪をセットのために美容院の予約をして準備万端の状態でお見合い当日を迎えた。



< 6 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop