ハツコイ〜僕らははじめてだった〜
「まーい、帰りちょっと寄ってっていい?」
克が準備を終えて言った。
「うん。大丈夫だよ。
夕ご飯前に帰ったら大丈夫。」
舞も急いで荷物を鞄に詰め込んだ。
自転車を押しながらぎゅっと
舞の手を握りしめる克。
悔しい気持ちが伝わるようで
舞も黙ってぎゅっと手を握りしめていた。
カラカラカラカラ
キキッ
「ついた。ここ、最近見つけたとこ。」
克が連れてきた場所は
学校から少し離れた丘の上にある神社。
緑が風に揺れて、気持ちがいい。
「わぁ、三角公園もみえるね。
うちん家も見える。初めて来たよー。」
舞がはしゃいで丘の下を眺める。
「うん。何か舞とゆったり過ごせて
落ち着くとこないかなーって思って。」
「ふふ。いつもありがとう。」
舞がベンチに腰掛けてニコッと笑った。
「あー!!!だけど悔しー!!!
総合とれんかったー!!!」
克が叫んだ。
「応援団も、他の練習も
本当に頑張ってたもんね。」
舞がよしよしと克の頭を撫でる。
「うん。1年の部では優勝だったから
いけるかなーって正直思ってた。
白組と僅差だったもんな。本当悔しい。」
「うん。本当お疲れ様だったね。
でも、本当克とってもかっこよかったよ。
皆に見られたくないくらい…
克のこと…独り占めしたいってなった。」
舞が克の胸に顔を埋めて言った。
「…全部、舞のだよ?」
克が準備を終えて言った。
「うん。大丈夫だよ。
夕ご飯前に帰ったら大丈夫。」
舞も急いで荷物を鞄に詰め込んだ。
自転車を押しながらぎゅっと
舞の手を握りしめる克。
悔しい気持ちが伝わるようで
舞も黙ってぎゅっと手を握りしめていた。
カラカラカラカラ
キキッ
「ついた。ここ、最近見つけたとこ。」
克が連れてきた場所は
学校から少し離れた丘の上にある神社。
緑が風に揺れて、気持ちがいい。
「わぁ、三角公園もみえるね。
うちん家も見える。初めて来たよー。」
舞がはしゃいで丘の下を眺める。
「うん。何か舞とゆったり過ごせて
落ち着くとこないかなーって思って。」
「ふふ。いつもありがとう。」
舞がベンチに腰掛けてニコッと笑った。
「あー!!!だけど悔しー!!!
総合とれんかったー!!!」
克が叫んだ。
「応援団も、他の練習も
本当に頑張ってたもんね。」
舞がよしよしと克の頭を撫でる。
「うん。1年の部では優勝だったから
いけるかなーって正直思ってた。
白組と僅差だったもんな。本当悔しい。」
「うん。本当お疲れ様だったね。
でも、本当克とってもかっこよかったよ。
皆に見られたくないくらい…
克のこと…独り占めしたいってなった。」
舞が克の胸に顔を埋めて言った。
「…全部、舞のだよ?」