好きっていえない2人の関係
「朱里、キスしてくれないか?」
今日が記念日だということ、彼女と電話したということ、彼女と付き合っているということ、
全て忘れたかった。
「いいよ」
朱里はそう言って優しくキスをした。
そして、全て忘れてしまえるように熱い時間を過ごした。
気づけば朝になっていた。
お互い疲れてそのまま寝てしまっていた。
隣ではまだ朱里が寝ている。
起こさないように哲平は起き上がり、携帯を見た。
彼女からおはようのLINEが入っていた。
思い出したくない光景が浮かんだ。
昨日の自分が浮かんだ。
哲平は冷蔵庫から水を出し、1口飲んで再びベッドに向かった。
すると、朱里が起きた。
「おはよう」
朱里とのいつも通りの挨拶だ。