私と君の関係 *学園の王子は婚約者様!?*


「…………な、何?」


「んー?ご褒美何にしようかなーって」


「だっ、だからってこんなに近づかなくてよくない!?」


 帰ってから少し手の込んだ料理に取り組んでいた私。


 そして、私の帰りから2時間弱くらいしてから帰って来た颯真に私はなぜか壁に追い込まれている。いわゆる壁ドンってやつ。


 戸惑う私の顔を、颯真はニコニコしながら見て笑ってる。


 からかう様なニコニコ顔に見つめられているってだけで直視できないくらい顔が火照ってくる。


 表彰式の時に感じていたモヤモヤも相まってまともに顔を見れない。


「……離れてよ」


「何で?」


「〜っ!///ちょっ、本当に近いってば!///」


 さすがに近すぎて、手で胸辺りを押そうとするけどなかなか動かない。


 ムキになって押し返そうとする私だったけど、颯真は片手で器用に私の両手をギュッと握ってきた。



「はっ、離し…………「なあ、華音」」


 恥ずかしくて仕方なくて目を瞑った時、落ち着いた声で名前を呼ばれ、私の動きは自然と止まった。

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