キラキラ星
初七日の法要をして、やっと普通の生活に戻った。

すぐにゴールデンウィークでまたしばらく学校を休む事になるので俺は担任に連絡して、学校へ顔を出す事にした。

教頭先生にも改めてお礼を言い学年の先生たちにもお礼を伝えた。

先生たちも何かあれば力になるからと言ってくれた。

連絡のプリントや、授業で配布したプリントを受け取り帰宅後、鈴木道場へ母さんと婆ちゃんと一緒にお礼の挨拶に向かい、四十九日までは稽古を休むと伝えた。


エマ師範は、母さんと婆ちゃんに抱きついて

「私達夫婦に出来る事は何でも言ってね。」と、泣いていた。

「坂田さん、本当に何でも言って下さいね。」

「ありがとうございます。
困った時は相談しますのでよろしくお願いします」

と母さんも挨拶して帰宅した。

そして、モデル事務所へも仕事の再開は夏休みからにして欲しいと木田さんに伝えると、了承してくれた。

美香にも美月の葬儀のお礼とモデルの仕事は夏休みから再開するとメールした。

美香からは俺や家族の心配もしてくれる温かい言葉がたくさん送ってきたので、泣きそうになった。

俺は、美香の事が大切な存在になっていると強く感じたし、離れたくないと思った。
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