キラキラ星
翌日の告別式に鈴木師範とエマ師範、遠藤家、学校の先生たちと親戚で美月と最後のお別れをし、母さんはキラキラ戦士のタオルもお棺に納めた。

皆、すすり泣きをしている。

火葬場で美月が焼かれている時間は、どうしようもない虚しさが襲ってきたので、外へ出て空を見上げた。

気持ちいい風も吹いてて青空が広がっていた。


「美月、兄ちゃんの声が聞こえるか?
美月…俺の妹に生まれてきてくれて本当にありがとう。
迷わず天国へ行って天使さんたちと仲良くするんだぞ。

そして、キラキラ戦士になってさ俺らを見守ってくれよな。本当にありがとう…」

と、空に向かって話し掛けていた。


そして美月は小さな骨壺に納められ、やっと自宅に戻って来た…
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